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京大馬術部 厩舎日記 kyodaiuma.exblog.jp

毎日のしるし


by kyodairiding

1回生自己紹介さいご

長い長い1回生自己紹介もこれで終わり。さて今まで何人いたでしょう?今後の彼らの行末に大きな希望と不安を感じる今日この頃、予想通り見事にとりとなってしまいました薄木裕也です。所属は農学部の地域環境工学科、出身は横浜市、中高は東京の麻布高校に通っていました。麻布…、そう同じく1回生の山宮とは同級生です。が、彼と話したことは数度しかありませんでした(性格の不一致により)。山宮による紹介の通り麻布は自主自立、自由闊達をモットーとする素晴らしい男子校であり、ぼくの人格や思考の礎がここで築かれたといっても過言ではありません。中高時代は、自由とは何たるかなどとそこそこ考えつつ、たまに文化祭運営などの自治活動に参加し、もっぱら部活でサッカーに明け暮れていました。ポジションはCBで、高三の5月の僕にとって最後の大会で、支部予選を突破して都大会の本戦に出場し、雨の中延長後半残り8分でCKから失点して負けたのが人生で一番の思い出です。男ばかりのある種特殊な世界で男そして男にもまれ、交わりながら過ごした豊かな青春でした。

そんなこんなで京大農学部にすれすれで合格し、京都にやってきたのです。高校時代、頭(内も外も)を中心的に使いサッカーをしていたぼくにはサッカーサークルの膝下45cm(ぼくはもう少し長いですが)を重点的に使うサッカーには合うはずもなく、かといって体育会のサッカー部に入るほどの自信もなかったぼくは、12年以上続けたサッカーというスポーツに別れを告げ、ここ馬術部にたどり着いてしまったのであります。なぜ馬術部なのか、それはよくわかりませんが、父の実家がこの馬術部の厩舎のすぐ近くにあり、幼少期に祖父に連れられて何度か京大馬術部の馬を見に行ったことがあるそうです。そのことが何らかの形で入部につながったのかもしれません。

こうして大学生活が始まったわけですが、いまだに男子校精神を捨てきれずにいます。大学に入れば6月上旬には誰か女の子と赤い糸で硬く結ばれるものと勘違いしていたぼくは、6月下旬に赤い紐できつく縛られてしまったのであります。新歓コンパに来てくださったOB・OGの方々には大変見苦しいものをお見せしてしまいました。この場を借りてお詫び申し上げます。

さて、役職はラプタスサブと銀蹄会サブをしております。ラプタスはこの馬術部の中で最も尊敬する生き物であります。相変わらず見事な精神を携えた素晴らしい馬ですが、やはりフレグモーネの影響で太い足を引きずることもある点は心配です。この半年で一気に老け込んだように感じることもありました。かと思うと、ここ数日はよく噛みついてきますし、若々しくなったようにも見えます。結局よくわかりませんが、今のぼくにできることは馬房掃と冷却ぐらいしかないので、手を抜かずにやっていきたいと思います。

ラプタスの写真を貼っておきます。(下へ続く)
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最近やはり見るべきは顔じゃなくて尻だなと思うようになったため尻だけです。あの白い策がなくなったとか、実はたてがみを黒染めしてしまったなどということはありませんのでご安心ください。

幼少期にこの厩舎の馬を見たときの瞳の光とはまた別の色の光を瞳に灯しながらこれから馬を見続けていけたらいいなと思います。    うん、かっこいいですね。

ところでさっきから鼻水がとまりません。寒いですね。ということで次は寒川さんお願いします。
Commented by Sänjava at 2014-11-14 15:18 x
第三段落の文学的完成度に瞠目を禁じ得ません。
やはり只者ではないようですね。
Commented by Touch at 2014-11-16 13:43 x
馬の尻に目が行くとは、某OGと気が合いそうだな。
by kyodairiding | 2014-11-14 00:05 | 部員紹介 | Comments(2)