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京大馬術部 厩舎日記 kyodaiuma.exblog.jp

毎日のしるし


by kyodairiding

感謝、感謝、感謝…

最後のブログ、になりますかね。
ついに引退(=社会復帰?(笑))を迎えました、4回生の佐々木です。

先のブログでお伝えしてあります通り、先週、東京の馬事公苑にて終戦を迎えました。
多少なりとも手応えを感じながらも失権した関西の総合予選から4か月。総合の全学での完走、という形でリベンジを果たせて本当に良かったと思います。納得のいく形で最後の試合を終えられたこと、幸せに思います。

こう改めてブログを書くとなると何をどう書くか難しいところですが、思いつくままに…。きっと、というか、どうせ僕のことなので、くそ長くなると思いますが、まあ最後なので、ご容赦ください(殴

18で入部したのが今や22…。4年も経つのか、と思うと、長かったような、短かったような、なんとも言えない感じですね。
4年間思い返してみれば、本当に馬の毛にまみれた日々だったなぁ、と。馬と関わらない日なんて1日もなかった、と言って間違いと言えないでしょう。雨の日も風の日もと言いますが、雨各個になっても凍結各個になっても、といったところでしょうか。運動、手入れ、馬房掃、飼いつけ当番、試合…。終わってみて改めて思いますが、本当に膨大な時間を費やしたなぁ、と。
でも本当にそれだけの価値のあるものだった、と自信を持って言うことができます。もし馬術部に入っていなければ、きっとただのほほんと適当なサークルに入り、講義に出て、バイトして…、いわゆる「一般的な」大学生の生活をしていたと思います。もちろんその中で得るものもあったでしょう。今となっては分かりませんが、全く違う形で様々な経験をしていたと思います。それでも、それが「なんとなく卒業」に思えてしまうのはそれだけ馬術部で得難い経験をいろいろさせてもらった、ということだと思います。

その中で一番感じたのが「人のつながり」の大切さだと思います。
馬術部の活動自体、OB・OGはもちろんのこと、バイト先の人、農家や製材所の方々など、そういった人々の理解と協力がなければ立ち行かないものであることからして感じるところです。それをベースにしたところに部員がいて、ようやく京大にいる馬は維持できているんだと。
また、部内に視点を移してもそうですね。基本的に馬と関わったことがないところからのスタートなわけですから、先輩の指導なしに練習・調教はあり得ません。
そういった面で本当に恵まれてるな、と感じるわけです。
新歓隊長、主将と経験させていただきましたが、迷った時に指針を示していただける監督、コーチであったり、乗馬技術に限らず様々な面で指導していただいたり相談に乗っていただいたり、時々いじっていただい(?)たり(笑)した先輩であったり、苦楽を共にして同じ道を一緒に歩んできた同期であったり、頼りない先輩にちゃんとついてきてくれた後輩であったり、たくさんのこういった人々のサポートなくしては絶対にありえなかったと感じています。
改めて、感謝、感謝、感謝です。本当にありがとうございました。

そして馬術部になくてはならない馬たち。
サブだった楓。スプリングトライのデビュー戦でもお世話になり、結局僕にとって唯一となったリボンをくわえてきてくれました。馬術部生活の基本を学ばせてもらいましたね。
ジェブ。永遠の新馬の地位を不動のものとしていた彼。僕も何度か洗礼にあいましたが、今の僕の根っこにあるのもまた彼だと思います。下から眺めているぶんには本当に扱いやすい馬でした。あの曲がった流星と柔らかい鼻面が懐かしいです。
キャンベラ。ようやく芽が出てきたというところで代替わったのですが、いきなり絶好調の彼に驚嘆していたのがちょうど昨年の今頃。その後調子を落としましたが、最終的に100cmの経路を完走できるところまでいけてよかった。全学の経験も彼のおかげです。ここからさらに経験を積んでぜひ予選に出れるレベルまで成長してほしいところです。なぜか嫌われている彼。人懐っこいし大人しいし、新歓の一番手にしてもいいと思うんですけどね。何でなんでしょう(笑)
そしてラプタス。本当にお疲れ様。18歳という歳にも関わらず、全学総合完走を果たしてくれました。ド下手な乗り手を背にパワフルな動きを見せてくれる、本当に頼もしい馬です。1回生の時は水飼いを替えるのが怖くて、馬房から水を替えて出てきてガッツポーズしてました(笑)今じゃ普通に甘噛みしてくれますからね。賢い馬です。彼とともに歩んできたこの一年。往年のエースの責任者としてのプレッシャーもありましたが、その分他にない経験もできて非常に楽しかったです。
全学で写真撮りたかったのですが結局撮れなかったので、
感謝、感謝、感謝…_f0161323_14104828.jpg

Photo by 前副将 です。すみません。
本当にありがとう。ラプ。

ここまで来て、ようやくあれもこれもここにつながってたんだなぁ、と実感します。
しんどいこと、つらいこと、たくさんあると思いますが、何かしらの終着点には続いているはず。
ようやく競技に達するレベルにまで育ってきている馬も多いので、これからさらにこの部も発展していくはずです。
後輩の皆さん、そして未来の部員たちに。
4年間馬術部生活を全うしてください。

(やっぱり長くなってしまいましたが、この括弧書きは意地でも続けたいSasaki。史上最長?ですかね。
いやぁ、読みづらい長文におつきあいいただいて、ありがとうございました。いよいよシューカツですが、手始めに今週末の簿記の試験、頑張ります。)
Commented by しえき at 2012-11-13 14:32 x
当日には応援に行けませんでしたが、完走おめでとうございます。
そして、4年間お疲れ様でした。
Commented by at 2012-11-13 14:40 x
この時写真撮ってたのですね。
お疲れ様でした、そしてこれからもよろしくお願いします。
Commented by G at 2012-11-13 14:45 x
「馬具」の大切さも感じていただきたし
Commented by Javaさん at 2012-11-13 14:58 x
4年弱という月日が
同じ自宅生にこれほどの差がもたらすなどと
いったい誰が想像し得たでしょうか?

いわゆる「一般的な」大学生では
きっと得られなかったであろう
”心の糧”を頼りに生きていってください。
Commented by じょべ at 2012-11-13 15:07 x
おつかれ。また順菜行きましょう
Commented by 前副将 at 2012-11-13 15:38 x
ちなみに私なんも写真のこと聞いてないのでフェイスブックから勝手に引っ張ってきたようです
Commented by おこげ at 2012-11-13 16:00 x
やっぱり馬事公苑で売っていた写真三枚、買ってプレゼントすればよかったな…と後悔してます。
Commented by 2次元の使者 at 2012-11-13 18:54 x
お疲れ様でした。
Commented by shoda at 2012-11-13 18:58 x
僕とJavaさんで一生ついていきます
Commented by Touch at 2012-11-15 23:05 x
あ、3年振りの「4年間の思い出」カテゴリーだ···
まあもうしばらくコーチ頑張ってくれ
by kyodairiding | 2012-11-13 14:25 | 4年間の思い出 | Comments(10)