このブログの読者になって早5年が経ちました。ついに自分も書き手になったかと思うと感慨深いものです。申し遅れました、皆様初めまして、1回生の梧桐 克哉と申します。名字はこの漢字でゴトウと読みます。京大馬術部のブログオタクです。
よくブログを読破した男と言われますが、まだ読破はしていません。思えば、現役・浪人期を通して、ブログは時に良い息抜きになり、京大へのモチベーションの維持を助けてくれました。入試前日まで受験番号で馬券を買っていた先輩の話を不安でどうしようもなくなった入試直前期に読んで何と救われたことか!馬を1青年に例えた手紙などブログの記事がいかに独創的で、面白かったことか!これほど、入学前から馬術部に魅了されていた僕が馬術部に入ったのは必然と申せましょう。
熱が入って前置きが長くなりました。それでは、自己紹介をば。所属学部はおそらくAO木さん以来の経済学部です。現役部員で唯一の経済学部です。AO木さんがおっしゃっていた通り、経済学部だと単位をどれだけ頑張って取っても、最終的には「だってパラ経でしょ」となるのは悲しいことに今も昔も変わりません。文系でも数学をやらないといけなかったりと、僕にとっては全然パラダイスじゃございません。出身校は、大阪星光学院という私立のカトリックの中高一貫校です。大阪星光は今では大阪で絶滅の危機に瀕している数少ない男子校の一つです。そして、実はnk氏の後輩であります。中高では剣道部に所属しており、男同士の濃い交わりの中で6年間を過ごしました。
出身地はかの文豪、司馬遼太郎が愛した東大阪市で、生まれも育ちも生粋の河内人です。まあ、「われ」とか「やんけ」のような汚い言葉は使いませんけど。東大阪市と言えば、日本有数の技術力の高い中小企業の密集地であり、今度W杯が開催される花園ラグビー場を有するラグビーのまちでもあります。
ここで簡単に趣味を紹介させて頂きます。僕は飛行機マニアです。乗るのも撮るのも好きということで、カメラも趣味です。そして、馬術部に魅かれたのも元をたどれば、生き物が好きということに行き着きます。特に、水生生物が好きで、今でも熱帯魚、カメ、イモリ、カエル等を飼っております。犬が大好きなので、CHで森蘭丸世界に会えなかったのは残念でした。
東大阪市という何とか出町柳まで通学できる所に住んでいるため、片道2時間ほどかけている自宅生です。しかし、始発に乗っても練習に参加できるのは、7:25頃と絶望的です。そんなある4月の初夜飼いの時に転機が訪れます。宿直しようと宿直室に行くと、何と3回の先輩2人が住んでおり、とてもそのような濃密(?)な空間では一夜を過ごせないと考えあぐねていると、住人の一人から上にベッド付きの部屋があるよと聞かされました。それを聞いた僕は何と素晴らしい天の巡り合わせとルンルンの気分で二階に上がり、黒い鉄扉を開きました。が、そこはとても人が泊まれそうにないほど様々なものが散乱していたO倉部屋でした。かくして、その日から片付け、掃除更には自費でエアコンをつけるなど開拓を続け、今ではCHの一等地になったと自負しております。そのおかげか、O倉部屋には夜になっても宿を求める方々の訪問が絶えず、寝ていても突然ドアが開き、電灯をつけられることにも慣れました。こうして、無事、O倉部屋の居住地化に成功した今、前述の住人である3回の某先輩と仲良く共有しております。
次に担当馬ですが、サブサブ・サブと駒王丸一筋でやらせて頂いています。駒王丸は三言で申すならば、「食いしん坊、鈍重、かわいい」です。最初、駒とふれあった時に、何とおとなしい馬なんだと感じ、更にかわいい顔も相まって、駒にぞっこんです。最近は馬休がちで障害をとぶ姿をまだ見たことがないので早く見たいです!後、彼は食欲が半端ないです。曳き馬中に草が目に入ると猪突猛進で草むらに突っ込んでいきます。曳き馬を再開すると、名残惜しそうに近くの草をぶち抜いて草を食べながら歩きます。この前なんて、口から根っこをはやしていて笑えました。後、駒の特徴としては、その身の運びの重さです。馬房から馬場に行くときも、3歩進んでは止まります。なんでそこで止まんねんと思いますが、そのマイペースさも駒のかわいさかも知れません。可愛さで言えば、放牧中が最高ですが。
最後に、役職は施設です。施設になった理由は単純で自らの居住地であるCHの整備を行えるからです。
以上、駄文を長々と書いてしまい失礼しました。偏に馬術部への熱き、あふれる思いの結実ということでご堪忍ください。
次は、駒と恋仲と噂のサミダレ馬房の種田よろしく!
(ブログオタクらしくArakiさんの編集後記を復活させたかったGoto.ブログの難しさを痛感し、過去の先輩方への尊敬の念が深まりました。)