12月15日から17日にかけて行われました2023RRC総合馬術競技(引退競走馬杯)の感想です。
3回生
繁田晴章(ひまわり)
「応援してくださった皆様ありがとうございました。まずは、残念な結果になってしまい、期待に答えられなかったことを申し訳なく思います。
京都大学馬術部としてのRRCへの挑戦は2022年の水口オータムカップでのひまわりの障害馬術への挑戦に始まり、今回の総合への挑戦が2年目でした。そして、兵庫大会において部としてはじめてファイナル大会への出場権を掴むことができました。ファイナル大会は、G1馬の参戦などもあり、注目度も高く非常に大きな盛り上がりを見せており、そのような場に京都大学馬術部から馬を連れて行くことができたことにまず一つ、喜びを感じました。
このような場に馬を連れて行くことができたのはひとえに新しいことにチャレンジしてきたからであると思います。このような挑戦を後押し、応援してくれた部員をはじめとした多くの人には感謝しています。ひまわりは来年もRRCへの出場権があります。また、若いながらも楽しみな能力を持った馬も居ます。次年度以降も今回の挑戦に続いてくれることを願っています。
RRCは「引退競走馬が乗馬・馬術への入り口としての活躍の場とセカンドキャリアの形成、人材育成のためのリトレーニング技術の向上のほか、乗馬・馬術ファンの拡大を図ること」を目的として開催されている競技会です。そのような競技会に京都大学から参加できたことは大きな価値があると思いますし、次回大会以降はより多くの大学生ライダーの参加が増えればいいなと思います。
学生馬術界ではたくさんの引退競走馬が馬術競技馬へとリトレーニングされて活躍しています。また、京都大学馬術部に在厩している13頭の馬たちもG3京都ジャンプSの勝ち馬マサノブルース(現名パシフィア)をはじめとした12頭の引退競走馬と1頭の競走馬になれなかったサラブレッドで構成されています。このような競技会を通して上記のことを知ってもらう機会になること、そしてもっともっと、今以上に京都大学馬術部、さらには学生馬術界が引退競走馬の受け皿として馬術界や競馬会に貢献していけることを願っています。」